「プロジェクトの期間中はとにかく本当に楽しかった。」
そう語るのは「給食カフェ1年6組」を運営していた大学三年生の井神ありささん(以下:ありささん)、新井くるみさん(以下:くるみさん)、黒川あやのさん(以下:あやのさん)だ。
給食カフェさんのプロジェクトは2023/3/4にスタートし、達成率114%・支援者数53人・支援総額342,500円という結果で、2023/4/17に終了した。実際のページがこちら。
【大学生3人の挑戦!「給食カフェ」で安くて健康的な食事を提供し子育てを応援します!】
※期間限定のカフェだったため、現在お店はオープンしておりません

(左から順にくるみさん・ありささん・あやのさん)
〈聞き手=aya(@mitlilly_kkj)〉
ーー今日はよろしくお願いします。
ーー早速ですがクラウドファンディングをやってみての感想を教えてください!
ありさ)活動全体を通して感じたのは、世界って優しいなということです。自分たちは「支援してくださった方には、価値のあるものを返さなきゃ!」と思っていたんですね。
でもリターンに「1,000円支援してくださった方に対し、お礼メールをする」というものを作ったんです。その支援をなんと10回してくださった方がいたんです!ただ応援したいという想いを持って、支援してくださる方がいて素敵だなってすごく感じました。
くるみさん)最初は、あかの他人にお金を投資するなんて考えられないって正直思ってたんですよね。なので最初は達成しないで、身内の支援で終わっちゃうのかなという不安がありました。でもいろんな方々が支援してくださり、実際にクラウドファンディングを見て給食カフェに来店してくださる方がいて、本当に嬉しかったです。
ありささん)支援者と実際にお会いできるのが嬉しかったね。
あやのさん)逆に知り合いで支援してくださる方もいて嬉しかったです。もし自分の知り合いがクラウドファンディングをやっていたとしたら、自分は支援までするか分からないなと感じてたんです。でも実際に支援してくれた友達や家族がいたのはとても嬉しかったです。
ーークラウドファンディングをやろうと思ったきっかけはありますか?
ありささん)クラウドファンディングについては、もともと知っていました。給食カフェの活動をすると決めた段階で「クラウドファンディング、絶対にやる!」と決断していました。
そこからクラウドファンディングについての情報収集をしたり、人に相談をしていく中でキュレーターの森田さんと出会うようになり、クラウドファンディングを本格的にスタートさせたという流れになります!
ーーなるほど、それは嬉しいですね。リターンの話もありましたが、リターンの内容はどうやって決めましたか?
3名)決めるのがすごく難しかったです。
くるみさん)キュレーターの森田さんにめちゃくちゃ相談させていただいて練りました。
あやのさん)最初は、経済的価値のあるものを還元しないといけないと思っていたんです。例えば、割引券やグッズなどをリターンにしなきゃと思っていた。でもクラウドファンディングを支援してくださる方は、そこを求めているわけではなく「ただ支援したい」という気持ちがある方が多いと知りました。
なので方向性を変え「子どもに食事を無料提供をするリターン」だったり、「プレオープン時に来てもらう」という体験を提供するリターンを作りました!
ありさ)あとは、信じられないくらいステッカーが人気でした!笑

(仲が良く、インタビュー中は終始笑いが巻き起こっていました!)
ーー1人じゃなくて、3人でやって良かったことはなんですか?
ありささん)それは、もう楽しかったってことです!1人だったら分からないことが多すぎて、途中で挫折して、諦めてたかもしれないですけど、2人がいたから頑張れましたね。
くるみさん・あやのさん)、、、嬉しい〜〜〜!笑
くるみさん)あと私たちってバランスがいいんです。
あやのさん)やりたいこととやりたくないことのバランスがちょうど良いよね!
ありささん)うんうん!あとこれ以上の人数になるとやりにくいかなと思います。人数が多いと主体性がなくなるんですよね。意見も分散しちゃうし。3人がちょうど良かったです。とても居心地が良かったです。
ーー実際、どんな役割分担でしたか?
あやのさん……新しいことの提案・会計や店舗など細かい作業
ありささん……得意な文章を活かして、プロジェクトページの文章や人と接する部分の担当
くるみさん……SNS周りの広告・宣伝
3名)このように分けてましたね!
ーークラウドファンディングに挑戦して大変だったことはありますか?
ありささん)最初の0→1が1番大変でした。
「クラウドファンディングってなんだ?」というところから調べるほど、クラウドファンディングを知らない状態だったんです。何をしたら良いのか分からなかったから、調べ物をしているときが大変でした。
あやのさん)手数料のこととか、目標達成できなかったときのことを考えると不安でした。今までバイトで稼いできたお金が全部なくなるのかな、、とか考えましたね。私以外の2人は楽観的なので、大丈夫っしょ!とか言ってましたが(笑)親にも結構心配されました!
くるみさん)クラウドファンディングを支援してもらうためのSNSの広報活動も結構大変でしたね。いつ何を投稿するかまで決めて進めてました。
クラウドファンディングの期間は毎回、投稿の最後に「クラウドファンディングやってます!」というのをつけて、宣伝するようにしていました。
ーーなるほど。大変な時はキュレーターさんに相談したと思うのですが「キュレーターさんがいて良かった」と思う瞬間はありますか?
ありささん)全部です・・・(笑)もうありがたさしかないです。すべてにおいてアドバイスをくださるし、困った時にすぐ対応してくださったので本当に助かりました。
くるみさん)進める過程で助けてくださったことも嬉しかったですし、他には「このプロジェクトがうまく行く」という確信をくださったのも大きかったですね。自分たちでは、成功するのか分からなかったんですけど「これならいけます」と言ってくださったことが自信に繋がりました。
ーーこのプロジェクトは、開始した早い段階で目標金額に達成したとのことですが、成功の秘訣はありますか?
ありささん)私たちも「これだ!」という成功の鍵は分かっていなくて・・・
くるみさん)でも考えてみると「子育て家庭を支援する」という軸はずっとぶれなかったよね。
あやのさん)そうだね!「大学生がやってるプロジェクト」とか「給食を食べれます」ってところに軸を持って行くこともできた。でも一番の軸である『子育て支援』という部分を活動全般においてぶらさなかったのが良かったかなと思います。
ありささん)私がクラウドファンディングで成功するために意識したことは「信頼してもらう」です。あかの他人である自分たちを信頼してもらってこそ、支援いただけると思ったのでそこを意識しました。
具体的には
- 自分たちの身元をオープンにするためにネット上に顔をオープンにする
- 周りの人からの応援メッセージや応援動画をもらい『周りの方々から応援してもらっているプロジェクトです』ということを打ち出すことで、信頼してもらい、支援してもらう流れを作る
などをしました。
この辺りもキュレーターの森田さんのアドバイスをたくさん受けて、実践していきました!
くるみさん)あとは、給食カフェを始める前にまず子ども食堂を知る活動に参加したり、ボランティア活動もしていたんですよね。そこで出会う方々に宣伝して、口コミで広げてくださったのもありますね!
ありささん)クラウドファンディングを始める前に自分たちの活動を知ってもらうことに力を入れたね!
くるみさん)チラシを作っていろんなところに持って行ったりもしたね。
ありささん)私たちはSNSでの発信を心掛けていたんですけど、子どもの支援に興味がある方ってSNSを触っていない方もいらっしゃるので、アナログでの発信も大切だと感じました!
ーーなるほど、デジタルとアナログの両方からせめたのですね。今回のプロジェクトの成功の鍵の一つにSNS運用があると思うのですが、運用する中で気をつけたことはありますか?
くるみさん)見やすいように気をつけました。ぱっと見の印象って大切だと思うので、
- ごちゃごちゃしないよう、ロゴの色に合わせて統一感を持たせた投稿をすること
- 文章はあまり長すぎずでも分かりやすい簡潔に伝わりやすいものを書くこと
を意識しました!
Instagramで特に意識したことは
- 投稿したらストーリーに必ず載せること
- 投稿する時間は、子育て世代の方が見やすいかなと思う21時に設定すること
- ハッシュタグをたくさん付けること
などです。
ありささん)あやのの意見なんですけど「子育ての現状」などの勉強系情報も発信してました。自分たちが解決したい課題はこれです!という想いも載せて、この取り組みに対する真剣さもSNSで発信できるようにしました。
くるみさん)私が部活でSNS担当だったんですよね。そこで得た知見などを頑張って、、使いました!
ーーたくさんの試行錯誤の積み重ねがあっての成功だったんですね。最後にクラウドファンディングに挑戦したい方々に一言お願いします。
ありささん)「やってみよう」しかないです。不安もあると思いますが、意外と周りの方は応援してくれるから安心して挑戦して欲しいということを伝えたいです。
あやのさん)一歩踏み出すと良い意味で後戻りできなくなるので、踏み込んでみると良いと思います!
くるみさん)「やらないで後悔するより、やって後悔しよう」です。やってみて多少の後悔があったとしても、実践したのであればそれを次に活かせるようになります。
ありささん)クラウドファンディングは失敗したからと言って何かあるわけではなく、次また挑戦できるので挑戦してみるのが良いと思います!

笑顔で力強いメッセージ、ありがとうございました!
ーー後書き:聞き手のayaが思ったこと
と〜〜〜っても楽しいインタビューの時間でした!3名が本当に仲が良く、協力的で「だからクラウドファンディングも成功したんだろうな」と思うしかないです。
今回の3名は「学生」×「複数名での挑戦」ということで、今までMagatamaでインタビューさせていただいた方々の中で初の組み合わせでした。今回の記事も、これからクラウドファンディングに挑戦したいと思う方々の背中を押してくれるものになったのではないかと思います。
また話を伺っていると「戦略を立ててじっくりと行う」というよりも「できる全てのことに全力で取り組んできた」ということが分かりました。もちろん戦略を立てる部分もありましたが、自分たちができることは全てやるという姿勢に刺激を受けました。
自分はそんなに情熱的に日々、生きているだろうか?わたしも自分の立場や位置でできることを全力でやっていきたい、そんなことを思わせてもらえました。ありがとうございました!