プロジェクトを行う中で見つけた、クラウドファンディングの意外なメリットとは。

「クラウドファンディングをやって良かったことは、ほとんど全部!」とおっしゃる、合同会社十色(といろ)の釘宮さんとサカールさん。

お二人は2021年7月下旬から松葉 早智さんと共に3人で、1ヶ月弱クラウドファンディングを行なった。達成率128%・支援者132人・支援総額は1,537,500という結果を残している。実際のページがこちら。

【さいたまを激辛の聖地に! 世界の唐辛子を育てる『とうがらし専門農園』を作りたい!】

クラウドファンディングをやって良かったと思えるのは、目標にしていた支援金額を超えたからなのだろうか。しかし話を聞いてみると、どうもそうではないらしい。

実際にやってみた方々だからこそ伝えることができる「クラウドファンディングについて」。実は意外なところに「クラウドファンディングの良さ」があることが分かった。

〈聞き手=aya(@mitlilly_kkj)〉

クラウドファンディングの良い点は「想いを言語化できる」ということ

ーー本日はよろしくお願いします!本日は、「クラウドファンディングをやってみての感想」を中心にお伺いしたいと思っています。

(左)釘宮さん、(右)サカールさん

サカールさん)クラウドファンディング、やって良かったことばっかりだね!

釘宮さん)本当にそうだね。

サカールさん)まず良かった点がクラウドファンディングってプロジェクトページを作るために、「クラウドファンディングに対する想い」や「なぜやっているのか」などをストーリーにする必要があるんですよね。あれがとても良かった。

釘宮さん)確かに。言語化できたのが良かったね。

サカールさん)ストーリーにしておくことで、あとあと見返したときに自分たちがどんな想いでやっていたかを振り返ることができて良かったです。

商品をただ売るってよりも、「その思いが伝えられる」「まとめられる」っていうのが一番いいなと思う点でした。

「繋がりが増えた」こともやって良かったと思える点

釘宮さん)もう一つの点としては「繋がりが増えた」という点。これもとても良かったです。SNSで繋がっている人たちには、クラファンをやっていることをもちろん伝えました。

後は昔の友達に連絡もしましたね。それを通して「自分たちにもこんな繋がりあったんだな」って再確認することができました。

ちょっと離れていた人とかが「え、こんなの始めたの!面白そう!」とか言ってくれたり。そこから広めていってくれたりもしました。

20年ぶりに連絡とった後輩との会話の中で「埼玉に住んでたんだ」ということが分かったり。昔の会社の先輩に連絡した時も「自然が好き」ということが分かったり。いろんな発見があった気がします!

ーー情報を広げるメインの媒体は何でしたか?

釘宮さん)Facebookだったね!仕事関係で繋がっている方がFacebookに多いのでね。

サカールさん)それもクラウドファンディングならではかもしれないね。どんな想いでやっているのか、というストーリーがあるので、周りの方々も親身になってもらいやすかったかも。

ただもうちょっとInstagramやTwitterなどいろんな方法で、いろんな人に知ってもらうのが大事だなと思いました。もうちょっとこの辺りもしっかりやった方が良いなって改めて、見直す機会にもなりました。

ーー実際に進めていく中で新たな発見がたくさんあったのですね!

サカールさん)後はクラウドファンディングをやっているということで、周りの方にも自分たちの活動を伝えやすかったですね。ただ誰にも何も言わずぬるっと始めるよりも、クラウドファンディング で「こういう活動をしています!」って言ったことでいろんな人が気にかけてくださいました。

記者の人もそのほうが書きやすいようで、記事にしてもらったこともあります。それがヤフーニュースに掲載されたりとか。その記事を見てその後、連絡くださった方がとても多かったです!

実際、クラウドファンディングをやった後にファンの人がついてくれた感じはするよね。

Facebookで「十色激辛プロジェクト」というグループも作りました。そこには「辛いのが好きな人たち」「クラファンに参加してくれた人たち」にも入ってもらったりして。

そこで私たちが知らなかったいろんな唐辛子情報だったり、アドバイスをもらったりしました。品種を選ぶのもその人たちに聞いたり、「どんな唐辛子が欲しいですか」って聞いたりもしました。

いろんなことのきっかけとして、クラウドファンディングをやって本当に良かったと思います。

ーーなるほど。自分たちの想いを「言語化」できたところ、繋がりが広がっていった点が特に良かったのですね。これは確かに、実際にやってみた方じゃないと感じることができないことですね!

リターンはいろんな種類を作るのが良い

ーーもう一つお伺いしたいことが「リターンの選び方」についてです。たくさんの種類があったと思うのですが、種類を考えるのは大変でしたか?楽しかったですか?

サカールさん)栽培した唐辛子の品種の選定の仕方が中途半端だったんですよね。それで考えるのが大変だった。本当に魅力的になっているのかどうかって言うのが不安で。「地獄セット」って言ってもこれ激辛好きの人にとったら地獄じゃないよな、とか思ったりしてました。

釘宮さん)実際に始めてみると、売れると思ってたのが意外と売れないとかあったね。あまり辛くない唐辛子が意外とめっちゃ売れたり。畑の命名権が売れたりとか!

なのでリターンはいろんな種類を作った方がいいと思います。売れないだろってものも入れると良いです!

あとやってみてから思ったのが「グッズを作ればよかったね」ってこともあるね。

唐辛子カラーのイメージ戦略

ーーあと・・・気になっていたのですが、服装は揃えているんですか?

(鮮やかな緑と赤の唐辛子カラーの服装)

サカールさん・釘宮さん)そうそう!

サカールさん)私服、何着ていいか分からなくなっちゃうの。赤と緑の服ばかり買ってたら、黒とかグレーとかすごく地味に思えちゃって。なんか落ち着かないよね。畑にいるときも赤とか、唐辛子色で過ごすようにしている。

釘宮さん)サカールさんが自然と外に出るときに着ているから、便乗して私も着るようにしてる。だいたいお仕事の時は、どっちかの色にしてます。イメージ戦略!笑

まずは覚えてもらうことを大切にしてます。

ーーお会いした瞬間からそのイメージ戦略にハマってました(笑)

ポジティブな発信と想いの言語化が成功の鍵

ーーでは最後になりますが「これからクラウドファンディングに挑戦したい・クラウドファンディングに少し興味ある」という方に向けてメッセージをお願いします!

サカールさん)クラウドファンディングのメッセージは「助けてください」「恵んでください」というものよりもポジティブなものを発信していきましょう!その方がみんなが楽しくなると思います。

釘宮さん)「仲間を集う」って方がいいですよね。

あとは、一番最初に話した「言語化」の部分。「どういう気持ちでやっているのか」とか面倒くさがらず、書いた方がいいなと思います

たくさん「なんでなんで」「どういう思いでやっているのか」ということを掘り下げていきましょう。プロジェクトページがその想いを伝える場になってるといいなって思います。ずっと残るものなので。

実際に行なった方でないと話すことができない、貴重な経験談を存分に話していただきありがとうございました!

ーー後書き:聞き手のayaが思ったこと

とても刺激が溢れる、楽しい時間でした・・。

クラウドファンディングをした方の後日談を聞いたことも無かったので、今回伺った内容は目から鱗が落ちるものがほとんどでした!

お話を伺う前は「達成率が128%になったことが良かった」などのお話を聞けるのかと思ってたんですよね。でも実際は全く違った。

クラウドファンディングの「結果」だけではなく、「過程」にも喜びがあるという新たな発見をすることができました!

また私が今回特に感じたことはこちら。

「クラファンをやって良かったことは、ほとんど全部!」と笑顔で話されるお二人がとても輝いていたということ。

本当にかっこよかったです・・・。

前に進んでいく姿から、勇気をもらえました。

これからさいたまが激辛の聖地になっていくのが、とても楽しみです!

埼玉が大好きな私としては、埼玉でご活躍している方の話を伺うことができてとても幸せな時間でした・・・。ありがとうございました!

合同会社十色

「とうがらし畑オーナー体験」や「ビール麦の栽培体験」もしています。気になる方はホームページをご覧ください。

Homepage ▶︎▶︎ http://toiro-farm.com/

Facebook ▶︎▶︎ https://www.facebook.com/toiro.farm

Instagram ▶︎▶︎ @toiro.farm

Twitter ▶︎▶︎ https://twitter.com/toiro_farm

最新情報をチェックしよう!